こないだテレキャスターを弾き比べてきた。
購入を前提に、真剣に。
その時の感想。
フェンダージャパン(ダブルバインディングだったと思う)のカラーフィニッシュとメキシコのテレ、同じくカラーフィニッシュ、どちらも八万から九万のモデル。
ピックアップは、ジャパンがテキサススペシャル、メキシコにはビンテージテレが乗っていた。
カラーフィニッシュだったので、木目はわからないものの、両者とも重量はほとんど同じ、ネックのサイドの処理なんかはジャパンの方が綺麗だった。
まずメキシコから試奏。
アンプはツインリバーブ。
まず音。
どのチャンネルで音を拾っても、ミッド・ローが強め。
リアでコードをフルで弾くと、にぶめのアタック音が「ブコン」とする。
ハイの抜けは必要最低限、テンションコードが耳障りなく出る。
ミックスのクリーンは音圧が増し、紳士的かつダンディーな感じ。
007みたいな感じ。
だが、歪ませると具合が悪そうだ。
低音が強すぎて、滑らかに歪まなさそう。
アタックは更にモコっとして、フルアコみたいな感じがする。
フロントは音圧がありすぎ、こもりすぎ、ミックス用に着いてる感じといったとこか。
弾き心地はかなりよい。
ネックはSGのような握り、握り込みしやすく、短音も弾きやすい。
つづいてジャパン。
アンプは同じセッティングのままで試した。
まず、音量がデカい。
そしてハイが強く、リアはジャキジャキとしか例えようのない音。
音のキレは良く、アタックや低音の甘さはあまり残らないが、低音が出てないわけではない。
コードをかき鳴らすと、さっぱりとしたベース音が聞こえる感じ。
テレキャスらしい音といったところか。
ミックスはこれも音抜けがよく、若干アタックにエアー感が足される。
セミアコのリアの音に近いが、リアのジャキジャキが強い。
テンションコードを弾くと、抜けすぎて味わいにかける気がした。
フロントは単体でも使えそうな感じで、バランスはよい。
曲中でリアと使い分けをできそうな感じ。
歪みをかけても大丈夫な気がする。
ネックはなんだか微妙。
薄く処理されているが、それが幅が広く感じさせる。
エッジは綺麗なんだが、そもそも薄いネックなだけに引っかかる。
短音を弾こうにも一弦二弦が弾きにくい。
ネックはこのみだが、比較的手が小さな自分には、握りがしっかりしている方が楽だった。
テレキャスとして使いやすいのはジャパンの方かもしれない。
キレがよく、歪みにも強そうだし。
さて、どちらを買ったかはお楽しみ。
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